猫の去勢手術の失敗とは?費用・術後の変化から「ショック症状」や「ネックグリップ」のサインまで徹底解説

こんにちは。猫探しのプロ集団「猫探偵センター」のライターチームです。

オスの猫の大きな鳴き声やスプレー(マーキング)行為といった、発情期特有の行動を抑えるために行われる「去勢手術」。

愛猫の精巣を摘出することで発情期そのものが来なくなり、猫自身のストレスが減るだけでなく、飼い主さんの負担軽減や、ご近所トラブルを防ぐことにもつながる、大切な選択肢の一つです。

しかし、中には「手術を無事に終えたはずなのに、発情行為がまったく収まらない」「術後にひどく体調を崩してしまった」など、飼い主の方が「もしかして手術は失敗だったんじゃ…」と不安になってしまうケースもゼロではありません。

この記事では、猫の去勢手術における「失敗」とは具体的に何を指すのか、術後に見られる一般的な変化と「失敗」と言える危険な症状の違い、そして去勢手術にかかる費用まで、詳しく解説していきます。

※当メディアの内容は、医療や治療に関する専門的な助言を提供するものではありません。
記事内で紹介する情報は、一般的な知識や体験談をもとに構成されており、医療的観点に基づく診断・指導を意図したものではないことをあらかじめご了承ください。

健康に関するご不安やご質問がある場合は、必ず獣医師や専門家へご相談いただくようお願いいたします。

そもそも猫の去勢手術における「失敗」とは?

去勢手術は、オスの猫の精巣(睾丸)を外科的に摘出することで、生殖ができないようにする施術を指します。

一見すると大きな決断のように思えますが、この手術によって猫の発情期特有の行動(スプレーや大きな鳴き声など)を根本から抑えることができます。 これにより、飼い主の方の負担が減るだけでなく、オス猫自身も発情による不安定な興奮やストレスから解放されるといった、双方にメリットが生まれます。

しかし、無事に施術が終わったはずなのに発情行為が収まらなかったり、術後に極端に体調や様子が変わってしまったりと、飼い主の方が「手術は失敗だったのでは?」と不安になってしまうケースも、残念ながらゼロではありません。

飼い主が「失敗かも?」と感じる主な理由

飼い主が「失敗したかも?」と感じるような理由には以下のようなものがあります。

  1. 去勢したのに発情行動が収まらない
  2. 他の猫やぬいぐるみに対して交尾のような行動をする
  3. 施術後、元気がない

それぞれ個別に解説していきましょう。

去勢したのに発情行動が収まらない

去勢手術に踏み切る飼い主の方にとって、その大きな目的の一つが「発情行動の抑制」でしょう。

一般的に、手術が成功すれば性的な興奮がなくなり、メス猫を求めて家中に響き渡るような大声で鳴いたり、スプレー(マーキング)行為をしたり、興奮して走り回ったりといった特有の行動はみられなくなります。

ですが、手術を終えたにもかかわらず、こうした発情行動が以前と変わらず続いてしまうケースがあります。 これでは、飼い主の方が「あれだけ悩んで決めた手術が、もしかして失敗だったのでは?」と、不安を抱いてしまうでしょう。

他の猫やぬいぐるみに対し、交尾のような行動(ネックグリップ)をする

去勢したはずなのに、愛猫が他の猫(オス・メス問わず)や、手頃なサイズのぬいぐるみ、時には飼い主の方の腕や布団などにしがみつき、腰を振るような行動を見せることがあります。

その際、対象物の首元あたりに強く噛みつく仕草をすることがありますが、これは「ネックグリップ」と呼ばれる行動です。

本来は、オス猫がメス猫の動きを止めて交尾を促すために行う本能的なもので、性的な意味合いが強い行動とされています。 そのため、手術で性的な興奮はなくなったはずなのに、こうした行動が続くと、飼い主の方は「去勢がうまくいかなかったのでは?」と心配になってしまいます。

術後、ぐったりして元気がない(ショック症状)

手術を終えて家に連れて帰った愛猫が、術後しばらく経ってもぐったりとしたまま元気がない様子だと、飼い主の方は「体に大きな負担がかかったのでは」「手術は失敗だったのでは」と非常に心配になることでしょう。

こうした、手術後に元気が著しくない状態が続くことを、一般的に「ショック症状」と呼ぶことがあります。

しかし、この判断は慎重に行う必要があります。 なぜなら、手術そのものの疲れや麻酔の影響がまだ残っていたり、また「動物病院」という慣れない場所へ連れて行かれたことによる精神的なストレスで、一時的に元気を失っているだけの可能性も十分に考えられるからです。

したがって、家に連れ帰った時点ですぐに元気を取り戻さないからといって、それがイコール「手術の失敗」と結論づけるのは早計です。
もちろん、長引くようであれば猫の健康に影響する可能性もあるため、そういった場合は獣医師に相談しましょう。

傷口がいつまで経っても治らなかったり、膿んでいる

施術を終えた愛猫の傷口がなかなか乾かなかったり、出血が続いたり、あるいは膿が見られたりすると、飼い主の方は「手術は失敗だったのでは?」と強い不安を感じることでしょう。

去勢手術の傷口は非常に小さいものですが、猫が術後の違和感から傷口をしつこく舐めてしまうことで、治りが遅れたり、そこから細菌が入り込んで化膿してしまうケースは少なくありません。 これを防ぐために、術後に「エリザベスカラー」を装着させるのが一般的です。

飼い主の方が注目すべきは、そのエリザベスカラーで適切に傷口を保護しているにもかかわらず、状態が改善しない、あるいは明らかに悪化している場合です。

これは、単に猫が舐めたという問題ではなく、術後の感染症や、稀に体質的な問題など、何らかの医療的トラブルが起きているサインかもしれません。 このような兆候が見られたら、決して自己判断せず、すぐに施術を行った動物病院へ連絡し、再診察を受けてください。

医学的に「失敗」とされるケース

医学的な視点から去勢手術が失敗した、とされるケースには主に3つの原因があります。

  1. 精巣の取り残し
  2. 手術中のミスによる他臓器の損傷
  3. 縫合不全によって傷口が開く

前者は取り返しがつくミスではありますが、後者は特に危険であり、最悪猫の命に関わる重大な医療ミスです。
それぞれ個別に解説していきましょう。

精巣の取り残し

去勢手術は、オス猫の性ホルモンを分泌する「精巣」を摘出することで、発情行動を抑える手術です。

もし手術後も発情行動が収まらない場合、そのホルモンを分泌する組織が、まだ体内のどこかに残ってしまっている可能性が疑われます。

これが、いわゆる「精巣の取り残し」と呼ばれる状態です。 これは、単純な手術ミスというよりも、猫の先天的な状態である「停留精巣」(または潜在精巣)が原因であることがほとんどです。

停留精巣とは、本来は陰嚢の中にあるはずの精巣が、お腹の中(腹腔内)や、足の付け根(鼠径部)など、通常とは異なる場所に隠れてとどまってしまっている状態を指します。

この隠れた精巣もホルモンを分泌し続けるため、たとえ片方の正常な精巣を摘出しても、発情行動が収まらないのです。

さらに深刻なのは、この停留精巣は、本来あるべき陰嚢よりも体温の高い場所にあることで、将来的に「腫瘍化」するリスクが非常に高いという点です。

発情行動が続くという問題だけでなく、猫の命に関わる健康リスクでもあるため、疑わしい場合は早急な再検査と、残った精巣の摘出手術が強く推奨されます。

手術中のミスによる他の臓器の損傷

稀な事例として、手術中のミスによって他の臓器が損傷してしまうというケースも、去勢手術における「失敗」の一つです。

まず前提として、通常の去勢手術であれば、このリスクは極めて低いと言えます。 精巣は体の外側にあるため、お腹の中の臓器に触れることなく手術が完了するからです。

しかし、前述した「停留精巣」の手術の場合は話が変わってくるでしょう。

停留精巣は、お腹の中や鼠径部に隠れているため、それを摘出するにはお腹を切り開く「開腹手術」が必要になることが多く、これは通常の去勢手術とは異なり、より体への負担も大きい手術となります。

お腹の中には腸や膀胱など、多くの重要な臓器が密集しています。そのため、腹腔内の精巣を探して摘出する過程で、誤ってこれらの臓器を傷つけてしまう可能性があります。

もし停留精巣の手術後に、「元気がない」「食欲がまったくない」「嘔吐する」「お腹を痛がるそぶりを見せる」など、術後の回復が明らかに遅い、あるいは異常が見られる場合は、このリスクも考慮しなくてはなりません。

飼い主の方はためらわずに、すぐに手術を行った動物病院に連絡し、状態を詳細に伝えて獣医師の指示を仰いでください。

縫合不全による傷口の開き

去勢手術は外科手術なので、術後は傷口を塞ぐために縫合が行われます。

しかし、この縫合した部分が何らかの理由で緩んだり、猫自身が糸を食いちぎってしまったりして、傷口が完全にふさがる前に開いてしまうことがあります。これが「縫合不全」と呼ばれる状態です。

傷口が開いてしまえば、そこから再び出血したり、細菌が体内に侵入して化膿したりするリスクが高まります。

術後は、猫が縫合された部分の違和感を気にして、しつこく舐めようとしたり、床や家具に擦り付けようとしたりする行動は珍しくありません。 この行動が縫合不全や感染の引き金になることが多いため、エリザベスカラーなどで適切に保護し、飼い主の方は愛猫が傷口に触れられないよう注意深く見守る必要があります。

そして、特に深刻な事態につながりかねないのが、前述した「停留精巣」の手術(開腹手術)を行った場合です。 通常の去勢手術とは異なりお腹を開けているため、もし縫合不全が起こると、開いた傷口から体内の臓器が体外に出てしまうという、非常に危険な状態を招く可能性も否定できません。 このため、開腹手術を行った場合は、術後の傷口のチェックがより一層重要になります。

※当メディアの内容は、医療や治療に関する専門的な助言を提供するものではありません。
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なぜ起きる?去勢後に「発情」や「ネックグリップ」が発生する原因

去勢を行った後にも、変わらず発情したり、ネックグリップを行う猫が居ます。
単純な施術の失敗という可能性以外にも、そういった現象が発生する原因がいくつか存在します。

手術の失敗を疑う前に、まずは該当する原因があるかどうか、確認してみると良いでしょう。

体内に残った男性ホルモンの影響

猫の発情行動や攻撃的な側面は、体内の男性ホルモンの分泌量に大きく左右されています。去勢手術によって精巣が摘出されると、このホルモンの主要な供給源が絶たれるため、長期的には発情行動が収まり、性格が穏やかになることが期待されます。

ただし、注意すべき点として手術をしても体内に蓄積されていた男性ホルモンが、即座にゼロになるわけではない、という点が挙げられます。 ホルモンが体から完全に抜け、行動に変化が表れるまでには、猫の体質にもよりますが数週間から1ヶ月程度かかる場合があるとも言われています。そのため、術後しばらくの間は、まだホルモンの影響が残り、発情行動に似た行動が見られる可能性も否定できません。

そして、もう一つの可能性は、外部からの刺激による反応です。 オス猫はメス猫のような明確な発情周期を持たず、発情中のメス猫の声や匂い(フェロモン)に強く反応して、発情行動が誘発される仕組みを持っています。

そのため、たとえ去勢手術を終えてホルモン量が減少していても、同居のメス猫(未避妊)がいる場合や、家の周囲に発情期の猫が頻繁に出入りするような環境では、その強い刺激に反応してしまう可能性が考えられます。

学習や記憶による「癖」

手術は成功しているはずなのに発情行動が続く、もう一つの原因として考えられるのが、猫が発情時期に学習したり、記憶したりした「癖」が、行動として残ってしまうケースです。

獣医師が「初めての発情期を迎える前に去勢手術を行うべき」と推奨することが多いのは、まさにこの「癖」がつくのを防ぐ目的も含まれています。

一度でも発情を経験し、おしっこによるマーキング行為(スプレー)や、ネックグリップといった交尾行動を覚えてしまうと、それが「習慣」として定着してしまうことがあるのです。

そして、前述したように、発情中のメス猫の存在が刺激となり、発情未経験の猫よりも、その行動が誘発されやすくなるとも言われています。

去勢手術によって性ホルモンの供給が絶たれた後も、この学習された「癖」だけが抜けずに残ってしまうと、飼い主の方が「手術を失敗した」と勘違いしてしまうことにも繋がります。

@saburou214

母ちゃんの腕がそんなに魅力的なら仕方ない#猫 #スコティッシュフォールド #去勢したのに#発情#何かごめん

♬ だんだん近くなる – 40mP

これは手術の失敗というよりも、猫の学習能力や個体差による部分が大きく、完全に消し去ることが難しい場合があるのも事実です。 しかし、癖が残ったとしても、手術以前と比較すると、その行動の頻度や執着心は低下する傾向が見られます。

まずはその変化を、手術の成果の一つとして前向きに捉え、見守っていくことも大切です。

 「ネックグリップ」は発情以外のサインの可能性

去勢手術を終えた愛猫がネックグリップ行動を見せると、飼い主の方は「まだ発情が続いているのでは」と強く心配されるかもしれません。 しかし、このネックグリップは、必ずしも性的な興奮や発情行動とイコールであるとは限りません。

この行動は、猫の社会的な序列や優位性を示すための「マウンティング」の一環として行われることがあります。 例えば、喧嘩の際に相手の動きを封じるために、オス猫がメス猫(あるいは他のオス猫)の首元に噛みついて抑えつける、という形で見られることもあります。

また、縄張り意識が非常に強い猫の場合、たとえ去勢済みのオス猫同士であっても、お互いの力関係をはっきりさせるため、あるいは縄張りを主張するためにマウンティングを行うことは珍しくありません。

もし、このような状況の中でネックグリップが見られる場合、それは男性ホルモンが原因の発情行動ではない可能性が高いと考えられます。 そのため、性的な行動が残っていると過度に心配するのではなく、猫同士の力関係を示すコミュニケーションの一種として捉える視点も必要です。

ただし、あまりにもその頻度が多く、片方の猫が強いストレスを受けている、あるいは怪我につながるような深刻な喧嘩に発展している場合は、見過ごすことはできません。 その際は、猫同士を別々の部屋で生活させるなど、物理的に距離を置く対処も検討すべきでしょう。

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術後の「ショック症状」について

去勢手術を行い、一緒に帰宅してから部屋に出したりケージに入れた猫が、普段と違う行動を取る、あるいはいつもよりも元気がないと感じることがあるでしょう。
そういった「ショック症状」は、手術後の一般的な症状である場合と、手術の失敗による影響である場合があります。

そのため、飼い主は具体的な症状を把握し、猫の健康状態に対する影響を判断する必要があるでしょう。

術後に発生する一時的変化とは?

去勢手術は、猫の心身にとって非常に大きな出来事です。 よほど環境の変化に動じない性格の猫でない限り、術後は何かしらの影響が見られることが一般的です。

飼い主の方が「失敗かも」と不安に思われる変化の多くは、実は手術そのものの問題ではなく、猫が経験した「ストレス」や「疲れ」による一時的な反応である可能性が高いのです。

具体的には、「動物病院という慣れない場所に連れて行かれた恐怖」や、「全身麻酔による体への負担」、そして「手術した箇所の痛みや違和感」などが、猫にとって大きなストレスとなります。

その結果として、以下のような変化が見られることがあります。

  • いつもより長時間、ぐったりと寝ている (麻酔や緊張からくる疲労の回復)
  • 食欲が一時的に低下する、ご飯を食べない (体調の違和感やストレスによるもの)
  • 物陰や暗い場所に隠れて出てこない (痛みや恐怖から、安全な場所にいたいという本能)

これらの行動は、手術という大きな負担から回復しようとしている過程で見られることが多く、飼い主の方は心配になるかもしれませんが、まずは猫が安心できる環境を整えて静かに見守ることも大切です。

もちろん個体差はありますが、こうした一時的な変化は、術後1日~数日かけて徐々に落ち着いてくることがほとんどです。

病院に確認すべき異常なサインに要注意

しかし、中には病院に確認が必要な症状も存在します。
例えば、術後帰宅してから嘔吐や、下痢を引き起こすという症状が注意するべきサインとして挙げられます。

基本的に去勢手術は消化器官に関わらない施術であるため、消化器官に対する直接的な影響はありません。

そのため、こういった嘔吐・下痢の症状は施術に対するストレスが原因であると考えられます。

ただし、ストレスが原因であっても猫の体力が低下していたり、他の体調不良と合わさって悪化するおそれがあるため、長引くようであれば獣医師へ相談を行うとよいでしょう。

※当メディアの内容は、医療や治療に関する専門的な助言を提供するものではありません。
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去勢手術の費用と基礎知識

実際にオス猫へ去勢手術を行う際にかかる費用と、事前に覚えておくべき基礎的な知識を解説していきましょう。

なお、費用に関しては地域や、手術の内容によって違う可能性があるため、あくまでも一般的な相場であることは留意しておいてください。

去勢手術にかかる費用の相場

まず、一般的なオス猫の去勢手術にかかる費用としては、「1,0000~30,000円」ほどが相場とされています。
値段のぶれが大きいと思われるかも知れませんが、これは一言で去勢手術といっても、状況によって内容が変わるためです。

手術費用以外の、オス猫の去勢手術に関わる費用は主に以下のようなものがあります。

  • 停留精巣の検査
  • 血液検査
  • 麻酔
  • 薬代
  • 診察費
  • 抜糸代
  • エリザベスカラーの利用料金

停留精巣がない、通常の去勢手術であれば安く済みますし、逆に停留精巣であった場合は高くなってしまうでしょう。

補助金や助成金制度が使える場合も

地域によっては補助金や助成金制度を使い、猫の去勢手術の費用負担を軽減することができるでしょう。
補助金・助成金以外にも大阪市であれば、「多頭飼育崩壊防止を目的とした飼い猫の不妊・去勢手術助成事業」が存在しており、条件を満たしている方であれば申請を行うことで猫の不妊・去勢手術を実施してもらえます。

オス猫の去勢手術を考えている方は、まずはお住まいの地域に関連した補助金・助成制度があるかどうかを確認すると良いでしょう。

メスの「避妊手術」との違いは?

オス猫に行う去勢手術とメス猫に行う避妊手術。
どちらも生殖機能を失わせる手術という点は共通していますが、細かな差異が存在します。
そこで、去勢手術と避妊手術の違いについても解説していきましょう。

生殖器官に由来する病気の予防

去勢や避妊手術を行うことで、猫の精巣や卵巣、子宮といった生殖器官に由来する病気を予防することができます。
どちらも性別によって発症する可能性がある病気は異なりますが、猫の健康を考えるのであれば、繁殖させない限りは去勢・避妊手術を行っておくほうが良いでしょう。

発情行動の抑制

前述した通り、場合によっては施術後にも発情行動を行う可能性はありますが、それでも全体的な傾向としてはオスもメスも、手術を行うことによって発情行動を減らすことができます。

メスの場合は大声で鳴いたり、興奮したように全身を舐める、走り回って暴れるといった程度で収まりますが、オスの場合はそれに追加してスプレー行動という、おしっこをそこら中に行うことで臭いを充満させるため、特にオス猫は去勢手術を行っておいた方が、掃除の手間を減らすことができるでしょう。

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去勢することは脱走対策にも繋がる?

猫を飼っている飼い主を悩ませる猫の脱走。去勢を行うことで、猫が脱走する可能性を減らすことができる可能性があります。
去勢手術がどのように脱走対策に繋がるのか解説していきましょう。

オス猫の場合、発情によってメス猫を探し回ろうとします。
この際に、もし外に発情期のメス猫がいるような場所に住んでいる場合、オス猫はそのメス猫を探すために外に出ようとします。

去勢を行うことでこういった事態に繋がらないようになるため、脱走のリスクを減らすことができるでしょう。

去勢手術によって迷子のリスクを減らすことができる

また、発情状態で脱走した猫は興奮状態のままメス猫を追いかけていくため、高確率で迷子になります。
大抵、脱走した猫は見知らぬ環境で怯え、場合によっては自分から家に帰ってくることもありますが、犬と違い遠くまで行ってしまった猫は迷子になってどんどん家から離れていってしまいます。

去勢手術を行う事で、こういった遠くまで脱走する可能性を減らすことができるため、猫の早期発見や、自分で戻って来る可能性を高めることができるでしょう。

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万が一愛猫が脱走した際は「猫探偵センター」へ

去勢手術を行ったとしても、猫の脱走リスクを0にすることはできません。
外に興味を持った猫が脱走してしまった場合は、自分で戻ってくることを期待するよりも、なるべく早期に発見し、捕獲する必要があるでしょう。

もしもペットが行方不明になったら、猫探しのプロフェッショナルである「猫探偵センター」のご利用を検討してみてください。
猫探偵センター保護率89%、保護件数1,000以上を誇る猫探し専門のプロフェッショナルであり、全国対応と即時調査がウリのサービスです。

猫探しはスピードが大事であり、早期発見のため猫探偵センターでは24時間の連絡相談を受け付けており、無料相談やアドバイスにも対応しています。

猫探偵センターでは以下の手順で猫の捜索を行っており、迅速かつ丁寧に猫の発見を手助けします。

  • 状況ヒアリング
  • 捜査範囲の決定
  • えさや暗視カメラの接地
  • ポスティングや聞き込みによる情報収集
  • 居場所が判明したら捕獲機の設置・捕獲

迷子になったペットは日に日に遠くに離れて行ってしまう可能性が高いため、いずれ見つかるだろうと放置していると、発見が困難になるだけでなく事故にあうリスクも増していきます。

ペットが脱走してしまった時は、ぜひ猫探偵センターへ相談してください。

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まとめ

以上、オス猫の去勢手術について解説してきました。
今回の記事の内容をまとめると以下の通りになります。

  • 飼い主の方が感じる「失敗」と、医学的な「失敗」は区別して考える必要がある
  • 手術が成功していても、体内に残ったホルモンの影響や、発情期に学習した「癖」が原因で、術後もしばらく発情に似た行動が続く可能性がある
  • 術後の元気消失は一時的なストレスや麻酔の影響であることが多いが、傷口の異常、長引く嘔吐や下痢は動物病院へ相談すべきサイン
  • 去勢手術には、生殖器官の病気予防や、発情による脱走リスクを低減するといった、行動抑制以外の重要なメリットがある
  • 手術費用は状況により変動するが、自治体によっては補助金や助成金制度が利用できる場合がある

猫の去勢手術は、猫にストレスを与えることもありますが、長期的に見ると発情行動の抑制や生殖器官に由来する病気の防止といった、確かなメリットも存在しています。

施術後はストレスによって猫の容態が落ち着かないこともありますが、すぐに失敗したと判断せず、一旦様子を見てから、明らかに様子がおかしかったり症状が長引くようであれば、獣医に相談すると良いでしょう。

猫探偵センターは、迷子になった大切な猫を一刻も早く見つけるための専門チームです。動物行動学や捜索技術に精通したスタッフが、夜間・屋外を問わず全国対応。迅速・丁寧・安心をモットーに、飼い主さまの不安に寄り添いながら再会をサポートします。 お問い合わせ>